【ポルトガル語の類義語】trabalhoとobraの意味と使い方。どちらも「仕事」と訳すと変になる場合あり。

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ポルトガル語
UnsplashJulie Ricardが撮影した写真

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今回はポルトガル語のtrabalhoとobraについて説明したいと思います。

葡日辞書でtrabalhoとobraを調べるとどちらも「仕事」と書いてあるのですがニュアンスが異なっています。

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trabalhoとは?

ポルトガル語を勉強し始めてからまず覚える単語のひとつがtrabalhoです。たとえば、”O meu trabalho é…”といえば「私の仕事は…です」という意味になり、o trabalho para casaなら「宿題」という意味になります。

trabalhoという単語が意味する「仕事」とは、報酬が発生する定期的な仕事で、利益やサービスを生み出す性質のものです。

たとえば私が従事している翻訳の仕事は、定期的に提供しているサービスで、報酬も受けているので、trabalhoです。

obraとは?

葡日辞書でobraを調べると「仕事」と書かれているのですが、日本語でいう「仕事」とは少し意味合いが違っています。

たとえば「あなたの仕事は何ですか?」は”Qual é o seu trabalho?”と言えますが、”Qual é a sua obra?”ということは普通ありません。後者は「あなたの作品はどれですか?」という風に聞こえます。

obraは以下のようなことを言いたいときに使われることが多いです。

①建物の修繕。建築作業。

私がポルトガルで滞在していたアパートでも一時期、修繕作業をやっていて「ドドドドド」という音がしていました。その時に同じアパートの人がObra!と言っていました。近所でもたまに家を建てているところがありますが、ああいうのがobraです。

➁美術品やその他の芸術作品。

obra de arteは「芸術作品」を指します。絵画でも彫刻でも、美術品にはobraが使えます。美術館に行くと壁に絵画が一つ一つ掛けられていますが、あれは画家のobraです。また、文学作品にもobraが使えます。

彼は画家として働いています」というときには” Ele trabalha como pintor.”というように動詞trabalharを使いますが、その作品についてはtrabalhoよりもobraを使うことが多いように感じます。

まとめ

今回はtrabalhoとobraについてまとめました。どちらも基本単語で類義語ですが、まったく同じ意味を持っているわけではないので、その違いを見つけるのが面白いし、違いに気が付けば気が付くほど、単語も覚えやすくなるように思います。

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