【ポルトガル語類義語】「味」を意味するsaborとgostoの使い方

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ポルトガル語
UnsplashJulie Ricardが撮影した写真

こんにちは。翻訳者のアンです(プロフィールはこちら )。

この記事では「味」という意味のsaborとgostoについてまとめてみました。

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saborとは?

私が行っていた東京外大の食堂に「さぼおる」というのがありましたが、当時は「なんでこんな変わった名前なんだろう?」と思ってました。

ポルトガル語の授業でsaborとう単語を知ってからは友達と「ああ、だから食堂の名前をさぼおるにしたんだね~」なんていう会話をした記憶があります。

saborは男性名詞で、食べ物を食べた時に感じる「味」という意味のほかに、「味わい」とか「趣」といった意味もあります。

o sabor doceで「甘い味」

o sabor ácidoで「酸っぱい味」

o sabor picanteで「辛い味」(ピリッと辛い感じ)

A música dela tem sabor nostálgico.「彼女の音楽にはノスタルジックな趣がある」

Ela quer construir uma casa de sabor clássico.「彼女は古風な趣のある家を建てたい」

私が持っているポルトガルのポポ辞典には、次のような定義も載っています。

Satisfação ou sensação agradável causada por alguma coisa, PRAZER

Dicionário VERBO Língua Portuguesa ,Editorial Verbo,2008

「何かによって引き起こされた満足感や心地のよい感覚。喜び」と書いてあります。その用例として次のような例文があがっていました。

O sabor da boa música

O agradável sabor da vitória

Dicionário VERBO Língua Portuguesa ,Editorial Verbo,2008

“O sabor da boa música”は「良い音楽の心地よい感覚」ですがもっと工夫するなら「優れた音楽を聴く心地よさ」とかにするといいでしょうか?

“O agradável sabor da vitória”は「勝利した満足感」「勝利した時の爽やかな気持ち」「勝利の幸福感」とかいろいろありそうです。

gostoとは?

saborの類義語であるgostoにはsaborと同じく「味」や「味覚」という意味や「満足」や「喜び」という意味があります。

gostoにあってsaborにはないのが「興味・動機」とか「好み・傾向」という意味で、私がこれまでを振り返ってみるとgostoは「好み」で使われることが一番多いように思います。

Tenho gosto pela literatura.「ヨーロッパ文学を好んでいる」

Tenho gosto pela comidaportuguesa.「ポルトガル料理を好んでいる」

これはgostar de~「~が好きだ」を使って次のように書き換えることもできます。

Gosto da literatura.

Gosto da comida portuguesa.

Não tem gosto pelas línguas enstrangeiras.

「彼/彼女は外国語に興味はありません」

これはinteressarやinteresseを使って書き換えると、

As línguas estrangeiras não o/a interessam.

Ele/Ela não tem interesse pelas línguas estrangeiras.

となります。

Ele comprou esta roupa!? Tem gosto muito estranho.

「彼はこの服を買ったの!?趣味がすごく変わってる」

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