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海外の翻訳会社は翻訳単価が高めなのですが、想定しているレビュー処理量が異様に多い気がします。そのため翻訳を引き受けるのは良いのですが、レビューは気を付けないと赤字になると思います。
1000-1200ワード/時間で人手翻訳のレビュー?
レビューで求められる処理量が1000~1200ワード/時間だと言われたことがあります。プルーフリードじゃなくてレビューでその速度です。
今まで経験した人手翻訳のレビューで、一番速く処理できたときでも約800ワード/時間でした。でもこれは調査などがほぼ必要のないものだったからできたことで、調査が必要だったり、翻訳の修正が必要だったりするともっとかかります。約500~600ワード/時間が普通で、手こずるともっと時間がかかります。
一度1000~1200ワード/時間を達成できるかどうか実験してみたのですが無理でした。原文と訳文をちゃんと比較して進めていくのはもちろん無理ですし、簡単に比較していくのさえ、1時間では終わらない感じです。
引き受けないor交渉
上手な翻訳でもその速度ではレビューできないので、基本的に引き受けないことにしています。
問題の多い翻訳に当たった場合、私が本来希望している時給の2分の1未満しかもらえない計算になるのでそれは避けたいのです。
レビューについては、かかった時間をちゃんと反映してくれるとなった場合にのみ引き受けるようにしています。
求められるレビュー処理量がさまざま
1000~1200ワード/時間を求めてくるところ、800ワード/時間のところなど、翻訳会社によってさまざまな気がします。私はだいたい500~600ワード/時間でレビューしたいのですが、この処理量を設定している海外の翻訳会社をまだ見たことがありません。
事前に事情を説明すると500~600ワード/時間でPOを発行してくれたり、あとから追加料金をプラスしてくれたりするところもあるので、そういうところとは気持ちよく働けそうです。