こんにちは、アンです。(プロフィールはこちら)。
この記事ではポルトガル語の指示詞isto、isso、aquiloの使い方についてまとめてみました。
ポルトガル語の指示詞
まずポルトガル語の指示詞について簡単に説明しますと、isto、isso、aquilo以外にも、以下のようにいろいろあります。
「この、これ」
男性形の単数:este
〃 の複数:estes
女性形の単数:esta
〃 の複数:estas
「その、それ」
男性形の単数:esse
〃 の複数:esses
女性形の単数:essa
〃 の複数:essas
「あの、あれ」
男性形の単数:aquele
〃 の複数:aqueles
女性形の単数:aquela
〃 の複数:aquelas
たとえばesta escolaなら「この学校」、esse livroなら「その本」、aquelas roupasなら「あの服」という意味になります。
性数変化のないisto、isso、aquiloはいつ使うのか
性数変化のあるesteやessaなどはけっこう理解しやすいと思うんですが、性数変化のない指示詞もあります。
istoは「これ」、issoは「それ」、aquiloは「あれ」という意味で、男性形や女性形はありません。また、複数形にもなりません。「これ」「それ」「あれ」という意味はありますが、「この」「その」「あの」という意味はありません。
使い方ですが、まず一つ目は「物の名前を聞くとき」です。
O que é isto? Isto é~.「これはなんですか?」「これは~です」
O que é isso? Isso é~.「それはなんですか?」「それは~です」
O que é aquilo? Aquilo é~.「あれはなんですか?」「あれは~です」
ただし複数のものがあるときは、このような言い方はしません。”Isto são~”といった使い方もしません。
二つ目は「色々なものをまとめて言う時」。
色々なものがあったとして、それを「これ」「それ」「あれ」とひとまとめにして言うときに使えます。その場合はtudoと一緒に使うとわかりやすいです。
Tenho de fazer tudo isto?「これを全部やらないといけないのですか?」
三つ目は「このこと、そのこと、あのこと、のように事柄を指すとき」
物体ではなく、事柄を指すときに使えます。
Isto é uma vergonha.「これは恥だ」
Isso é secundário.「それは二次的なことです」