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今年オープンしたばかりの「メタセコイアと馬の森」は滋賀県高島市にある観光養老牧場です。詳しくはこちら。ずっと行きたいと思っていたこちらの牧場に、この秋行ってくることができました。秋晴れのさわやかな天気の下、馬たちに癒されのんびりとした時間を過ごすことができたので、今年最高の思い出のひとつとなりました。
この記事にはメタセコイアと馬の森に行くとき利用する公共交通機関など、実用的な情報もまとめているので、行きたい人の参考になればうれしいです。
メタセコイアと馬の森までの行き方(電車&バス編)
私は遠方からの訪問なので、公共交通機関を利用して行ってきました。全国各地にある乗馬クラブにも興味があるのですが、アクセスしにくい場所にありハードルが高かったのですが、メタセコイアと馬の森は電車とバスで行きやすそうなところだったので試しに行ってみたところ、とてもスムーズに到着できました。
まず、滋賀県高島市のJR湖西線のマキノ駅まで行きます。
私が9月に湖西線に乗ったときには、乗り降りの際にドア横のボタンを押さないとドアが開かなかったのでご注意くださいね。私は気づかず、少しの間ドアが開くのを立って待っていました。
マキノ駅に降りたら、出てすぐのところにあるバスにのってマキノピックランドまで行きます。バスは1時間に1本なので、事前にこちらから時刻表をチェックして、バスに合わせて電車で来るのがおすすめです。それか、マキノピックランドまでは6分ぐらいで着くみたいなのでバス停のところに待機しているタクシーを使うのもいいですね。
マキノピックランドでバスを降りるとすぐに、草が生えている屋根が見つかります。そこがメタセコイアと馬の森です。
帰りにバスを使うとき、左回りか右回りかによってバスの乗り場が変わり、来た時と反対側のバス停に来るとは限らないのでご注意を。バス停に貼ってある紙を確認してくださいね。来た時に降りたバス停と同じバス停で待たないといけないこともあるようなので。私はそうでした。
行きも帰りもバスの運賃は220円でした(2025年9月時点)。
車で来る場合
メタセコイアと馬の森のすぐ近くにあるマキノピックランドの駐車場を利用すればいいそうですよ。
メタセコイアと馬の森で楽しく過ごす
カフェのレジがそのまま受付になっているようで、厩舎見学や乗馬体験をしたい人はそこでチケットを購入します。厩舎見学などをしない人は、カフェエリアまでは無料で入ってこれるみたいです。
厩舎見学は絶対にしたかったので、まず厩舎見学の受け付けを済ませました。当日であれば、厩舎へは何度でも行き来が可能なところがGOODです。メタセコイアと馬の森で過ごして、お昼は外で食べて戻ってくる、といったこともできます。
厩舎は木の香りが漂う温かみのある空間でとても居心地の良いところでした。入ってすぐに馬を見て、テンション高いなあ~と思いました。私の通っている乗馬クラブの馬たちは人のほうにお尻を向けていることもけっこうあるのですが、馬の森の馬たちは全員が顔を出して顔を振って部屋をガタガタやったりしてアピールしてました。1カップ300円で売っているニンジンが側に並んでいるので、ニンジンくれって言ってたんだと思います。
もちろんニンジンはあげてきました。かわいくてあげるのも楽しくて、普通にニンジン買ったらあの量で300円はありえないけど、かわいい馬にあげるためならついつい買ってしまいますね。触ろうかな~とも思ったけど、馬によっては触られるのそんなに好きじゃないのもいるし、犬ほど人間に触られるのが好きって感じもしないので、触るのはやめておきました。
厩舎の馬たちの写真を一部お見せします。

↑マロンちゃん

↑ゴールドフラッグ君

↑サトノフェイバー君
馬には一頭一頭ちゃんと名前があって、部屋の前にはそれぞれの馬の性格なども詳しく書かれていて、馬が好きな人にはぴったりな場所だと思います。乗馬クラブでも馬の名前と簡単な性格の説明が一行書いてあったりはしますが、それだけでは特徴があまりわかりません。


メタセコイアと馬の森は乗馬スキルをあげるための施設ではなく、一頭一頭とのゆったりとしたふれあいの場を提供するのがおそらく主な目的だと思うので、乗馬したいわけじゃないけど馬に会いたいという人にすごく良い施設だと思います。
スタッフに馬について質問すると詳しく丁寧に教えてくれるので、そこもいいところです。乗馬クラブだと少ないスタッフさん全員が次々に仕事をこなしていてとにかく忙しそうで、会員とゆっくり話しているような様子も見たことがなく、あまり馬について質問ができないので。
お昼はマキノピックランドへ
お昼は、本当は馬の森のカフェでうまっしゅホットドッグというのを食べたかったのですがパンが切れているということで、マキノピックランドの「なみ木食堂ツバメ」で「ヤミツキ高島とんちゃん焼き定食」を頼みました。

とってもおいしいうえにボリュームも結構あり、大満足のランチでした。定員さんもてきぱき明るく、とても気持ちよく滞在できました。平日だというのに満席に近くなっていたわけもわかります。
馬の森に戻って、馬さんぽへ
また厩舎見学をするために馬の森へ戻ってみると、厩舎へと続く扉のあたりで馬に乗る人の姿が見えました。メタセコイアと馬の森でやっている馬さんぽ(乗馬体験)が始まったみたいです。後で知ったのですが、馬さんぽは午後にやっているようです。
乗馬は乗馬クラブでやっているからやらないつもりだったのですが、人がやっているのを見ると自分もやりたくなってきます。馬の森の馬さんぽはスタッフが馬を引いてくれるので乗っている人は乗っているだけでよく、しかも、外なのできれいな景色を楽しめます。
さらに、1トン近くあるとても大きく真っ白なブルトン種の女の子りんごちゃんに乗れそうなところも惹かれました。せっかく来たし、ここでお金を使うということは引退馬支援につながるということだから、馬さんぽもしようということで急きょチケットを買って乗ることにしました。りんごちゃんのほかにマロンちゃんという馬も馬さんぽしていたのですが、私のときにはりんごちゃんが担当してくれました。
りんごちゃんほど大きい馬にも、白い馬にも、女の子の馬にも乗ったことがなかったのでとても楽しみでした。大きいから揺れるかなと思ったけど、乗馬クラブで乗っているサラブレッドたちと比べて特別揺れるとも感じず、乗り心地とても良かったです。サラブレッドよりも横幅がすこし大きかったかもしれないです。
りんごちゃんは優しいので上から触っても大丈夫ということだったので、首のあたりを触らせてもらいました。
ずっとお仕事中だったのでなかなかりんごちゃんの良い写真が撮れませんでしたが、りんごちゃんの馬車の写真は撮れました。りんごちゃんはなんと馬車も引いており、土日祝日だけ馬車が運行しているそうです。乗馬も馬車も頑張るキャリアウーマンのようなりんごちゃん。とてもかわいくて優しいです。

馬さんぽを担当していたもう一頭の女の子マロンちゃんはこちらです。マロンちゃん、厩舎にいたときはニンジンくれのアピールが激しかったけど、外では他の馬が周りにおらずニンジンを独占できるからか、お人形さんのように大人しくお上品でした。マロンちゃんは小柄なので、馬に乗るのが初めての人も安心して乗れると思います。とてもかわいい子です。音に敏感なところがあるらしく、外に行くときは帽子をかぶるそうです。

マロンちゃんの横にニンジンの入ったカップが見えますね。全部もらえるのがわかっているからなのか、厩舎にいるときと比べてとても静かなマロンちゃんです。

乗馬体験の際の乗り降りも、馬に乗るのが初めてだと大変なのですが、馬の森では馬担当のスタッフ1人とお客さんサポート1人の体制で、ヘルメット被るところから馬に乗るところ、馬から降りるところまで丁寧に見てくれるので、乗馬の経験や年齢に関わらず安心して体験できると思います。乗馬クラブの乗馬体験よりも手厚いと思いました。
乗るときは手綱ではなく、鞍に付いてるハンドルを持つのでバランスを崩す心配もありません。
疲れたら椅子に座って休める
しばらく歩いたり立ったりしていると疲れてきますが、馬の森ではポニーたちが草を食べているエリアに椅子もあるし、カフェもあるので、休みながら楽しむことができます。もちろん休憩中もポニーたちの姿や、少し離れたところの馬さんぽの様子も見えるので、そこにいる間中ずっと馬から癒しをもらえます。
お気に入りのスポットになった
メタセコイアと馬の森の馬はかわいいしスタッフは優しいし、自然の中でリラックスできるので、すっかりお気に入りスポットになりました。公共交通機関で便利に行けるところもポイント。馬に会いたい人、乗ってみたい人には絶対おすすめの場所です。今回は行きませんでしたが、メタセコイアと馬の森のすぐ側にあるマキノピックランドには果樹園などもあるようです。馬の森で1日十分楽しめましたが、マキノピックランドにも行くというのも良いと思います。時間があれば、琵琶湖に行くとかもいいのかも。
 
  
  
  
  
