こんにちは、アンです。(プロフィールはこちら)。
この記事ではポルトガル語のoutro/outraについて、英語と少し比較しつつまとめてみました。
簡単に見えるけど実はそうでもない
私が持っている教材ではoutro/outraは「ほかの」という意味として説明されていて、それだけ読むと簡単そうに見えるんですよね。
「ほかの」と言いたい時に使えばいいのね~と。
でも、実はちょっと難しいと思う。なぜなら、日本語には存在しない定冠詞を使う時と使わない時があるということ、英語のanotherの意味もotherの意味もあるからです。
ずっと前ポルトガル人の先生と話していた時、”~os outros…”と言ったら「outrosにosはいらないわよ」と言われました。
でも「あれ?」と思った。昔、定冠詞を使った言い方も絶対に習ったから。
それから、outroって結局、英語でいうanotherなのか?otherなのか?気になって英葡辞書を調べてみたら、anotherもotherもoutroだって書かれているんですね。
日本語のように定冠詞がない言語を母国語としている私にとっては、やっぱりこういうところが難しいですが、英語を参考にするとぐっとわかりやすくなります。
英語のthe otherやthe othersの時には定冠詞を付ける、otherやanotherの場合には付けない
ポルトガル語を勉強する前に、英語を勉強しておいてよかったです。英語の知識がポルトガル語を勉強するうえで非常に役に立っています。
outro(性数変化するのでoutro、outra、outros、outras)は、「ほかの」といっているその部分を英語でいうとthe otherになるのか?the othersなのか?other~なのか、anotherなのかによって、定冠詞o/a/os/asが付くかどうかが決まります。
もっと短く言うと英語でいったときに定冠詞が付くなら付きます。英語ではanotherとotherのように単語が分かれていますが、ポルトガル語ではどちらもoutroに含まれています。
「車を2台持っています。この車は白で、もう1台は青です」
Tenho dois carros. Este é branco e o outro é azul.
I have two cars. This is white and the other one is blue.
↑これは英語に定冠詞が付いていてthe otherなのでポルトガル語でもo outroになります。ちなみにo outroの後にcarroが省略されています。
「問題を解決するための他の方法があります」
Há outras maneiras de resolver o problema.
There are other ways to solve the problem.
この場合は英語に定冠詞が付いておらずother waysとなっているのでポルトガル語でもoutras maneirasとなります。