海外の会社。メールの返信が遅い時は本当に遅い。でも大事な時はちゃんと対応してくれる(多分)。

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UnsplashSolen Feyissaが撮影した写真

こんにちは、アンです(プロフィールはこちら  )。

私は今フリーランス翻訳者として、海外の翻訳会社とやり取りをすることがあり、また、過去にはしばらく海外で働いていたこともあります。

それで、最近改めて思うのが、やっぱり海外って日本と比べるとメールの返信遅いなあ…ということです。メールひとつとっても、日本と海外の違いが見えるような気がしているんです。

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一番遅かったのは約6か月後の返信

海外の某翻訳会社に、プロフィールの更新をお願いしたところ、返事がきませんでした。

重要度はそこまで高くなかったので、返信がなくても別にいいやと思ってたのですが、なんと約6か月後に突然返信が。

「ごめん!このメールに返信してなかった!プロフィール更新しました!」っていうやつが。

約6か月前のメールをどうやって、なんで、このタイミングで見つけ出したのか?と、そっちのほうが気になりました(笑)。

日々大量のメールがきてるはずだから、見つけるのは大変だと思うのですが。

休暇中はすごく遅い

海外では長い休暇を取る人がたくさんいます。

日本だと長くてもせいぜい1週間ぐらいでしょうか?海外だと2週間、3週間取る人は普通にいっぱいいます。

夏休みを取る人が特に多く、夏に連絡すると「休暇中です」の自動返信メールが返ってくることが頻繁にあります。

そういう時は、代理の人がいれば答えてくれる時もありますけど(それもすぐには返ってこない)、元の担当者が休みから戻ってくるまでは何も進まないこともあり…。

トライアルに関する質問への返信もわりと遅い

海外の翻訳会社のトライアルを受ける時、納期調整の可否とか、コメントは書いてもいいのかとか、事前に確認したいこともあるんですけど、その返信がやや遅いことがたまにあります。

返事が異常に遅い、回答がめちゃくちゃ、というところもあったので、結局トライアル受験を断念したところもあります。

まあトライアルは実案件じゃないから、翻訳会社も対応が後回しになってしまうのかなとは思うけど、日本だと返信が本当に早いので、それに慣れていると「おっせ~」と思ってしまうことも。

すべての質問には答えてくれない…なぜ?

これは私が海外勤務していた時に気が付いたことで、現地の他の日本人も言ってたことなんですけど、メールに書いた質問のすべてにはなぜか答えてくれないことが多々あったんですよ。

たとえばこういうことです。なるべく分かりやすいように、質問を箇条書きにして本文をできる限り短くしたメールを作成して送ります。こんな感じで。

1.~は…でいいですか?

2.○○はありますか?

3.〇月×日のご都合はいかがですか。

この質問に関する返信に、2と3への回答はあるけどなぜか1についてはスルーされている、なんてことが本当によくありました。

これは特定の人に限った話ではなく、色んな人がこんな感じのメール対応だったんです。

自分が書いたメールを何度も読み直したけど、文法が崩壊しているとかでもないし、単語が間違っているとかでもなく、誰でも絶対理解できる質問のはずなのに、答えがない。

後で答えますとも言ってくれない。

最初のうちは、なんで全部に答えないの??ととても不思議だったし、1通のメールで片付けられないのが、けっこうイライラ。

仕方ないから、回答が返ってきていない部分はもう一度メールで聞いたり、電話かけたりして、二度手間で正直面倒だったけど、臨機応変に対応しました。

こういうのも、日本だとないんですけどね。国民性なんでしょうか。

重要度高いメールは返信が早いので良かった~

ここまで書いたように、やっぱり海外では日本と比べるとメールの返信がやや遅いように思うんです。他の日本人も同じことけっこう言うんですよね。

しかし、重要度がとても高いメールの返事だけは早いというのも特徴だと思っています。考えてみれば、これさえも遅かったらビジネス成り立ちませんよね。

今取引をしている海外の翻訳会社は、重要度が高いメール(案件や支払いに関すること)などは当日中に返信してくれることが普通です。遅くても2日後。

日本だとすべてのメールに対して迅速に、丁寧に返信、海外だと重要度の高いものから片付けて、低いのは後回しで数日~数週間後に返信なんてこともある、という感じです。

あくまでも私の印象です。

日本は返信がめちゃくちゃ早い、謝りすぎ、催促されることもあり

日本の会社はメール返信がとても早く、文面がやたら丁寧です。

人が多いから対応できているのか?それとも1人1人の仕事量は多いけど、ものすごいスピードでこなしているのか?分からないけど、とにかく返信早いです。

同じスピード感が私にも期待されているようで、そこまで緊急性が高くないようなメールでも、当日中に返信しなかったら催促が来たということもあります。

もうひとつの特徴として、「自分が悪くなくても謝る」というのもあります。申し訳ございません、というやつです。

たとえば、あるシステムでエラーが発生した時、翻訳会社の人のせいじゃないのに丁寧に謝られたことが日本ではあるけど、海外の翻訳会社の人からは「エラー発生してるからちょっと待ってて」っていう一行メールがきただけです。

日本とは違う点があるということを忘れない

海外に行くとか、海外の会社とやり取りをするといったときには、「相手は日本人とは違う価値観で動いている」可能性があるということを忘れないでおくことが大事ですね。

日本の常識が、相手にとっては常識ではないってことがあります。

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