絵画を買って、芸術作品は人生に不可欠と感じました。あらためて、インボイス制度って悪だなと思う!

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社会・政治
UnsplashVictoria Bermanが撮影した写真

こんにちは、アンです(プロフィールはこちら )。

ワーカホリックみたいになっている自分を労わるために絵画を買ってみました。

絵を描く才能は本当にゼロだけど、絵画鑑賞はすごく好きなのです。

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今回買ったのは花火の絵

すこし季節外れだけど、一目ぼれしたから関係なし。今回買ったのは花火の絵です。前から気になっていたのですが、倹約しようと思って今年は1枚も絵を買っていませんでした。

それが、やっぱり私にも仕事以外のことをする時間や、感動する時間が必要だ!と思って買うことにしたのです。

買って良かったって絵を買うたびに思う。いつも好きな画家の絵を買うんだけど、毎回感動させてくれます!

実際の花火はすぐに消えてしまうけど、絵の中の花火はずっと咲いてるから良いですね。

私と絵

冒頭にも書いたけど私は絵を描く才能がない。だけど絵画鑑賞は好きです。部屋に絵を飾っておくのが大好きです。

絵が好きという気持ちは、私がフリーランス翻訳者になってしばらくしてから、かなり強くなった気がします。

毎日パソコンに向かって白黒の文字の世界に入っていくから、色彩に飢えてるんじゃないかなと思う。

あと、大好きな画家に出会ったから絵画に対する興味が一層増したというのもあると思いますね。

それから私はとても絵が下手なので、私にない才能を持っている人を尊敬している、そういう人に憧れているというのもあるし、抽象画などで何を表現しようとしているのかとか、色々考えるのも好きです。

私の部屋には何枚も絵が飾ってありますけど、ずっと見てると絵の世界に吸い込まれそうな感じになりますよ。

ハッとした。インボイス制度だ

今日も私の愛する絵画を眺めていたのだけど、そこでハッとしました。そういえば、画家もインボイス制度の悪影響を受ける可能性があるはずですね。

調べてみたらやっぱりそうでした。

こういう作品を生み出す画家も経済的な理由で廃業しまうかもしれないな、と思うとどんよりした気分になってきます。

画家だけじゃなくて、いろんな分野の芸術家が廃業の危機にあるってことですよね。

芸術家がその道を諦めざるを得ないなんて、日本はなんの魅力もない国になりそう。

人は芸術作品に支えられている!

人間は食べ物と水と適切な気候さえ整えば生命を維持できる、という点では、絵画や小説、漫画、音楽、その他いろいろな芸術作品は確かにいらないかもしれないです。

でも芸術作品のない世界ってとても人間の住む場所とは思えないですよ。そこでは生きていきたくないし、たとえ生命を維持できたとしても、つまらなさすぎて辛すぎて、絶対耐えがたいと思う。

ファッションにしたってそうですよね。「お洒落なんかしなくたって生きていられるんだから、全員布巻いてればいい」っていう意見があっても誰も賛成しないでしょう。

デザイナーが仕上げた素敵なデザインの服を着てお洒落を楽しみたいし、自分の個性を出したいと思うはずです。

そういう楽しみがないとかなり面白くない人生になると思います。

「インボイス制度で廃業するぐらいの人は廃業してしまえ」について

「インボイス制度で廃業するぐらいの人は廃業してしまえ」という趣旨のことを言う人が、有名人でも一般人でも一定数いるみたいです。

こんなこと言い出す人がいるんだって最初びっくりしたけど、まあ今の日本の民度を考えれば仕方ないと思う。

インボイス制度が始まると廃業してしまう人は、単価がもともと安すぎる業界にいてそういう状況になってるから、本人のせいではないです。

翻訳の世界でも単価が1桁なんて当たり前のようにあるし、2桁に近い1桁なら百歩譲ってまだしも、それにも満たない単価を提示されることが、日本では普通にあると思います。

こういう状況なので、翻訳者とか他の業種の人たちが悪いから、実力がないから、インボイスで廃業の危機にあるのではないです。もともとの相場が安すぎるんです。

そもそもの相場が安いから、才能や実力がちゃんと報酬に反映されていない、というのが実情だと思う。

私は独学で翻訳者になり、その後単価アップに成功したり、相場より高い単価のところに登録できたりしてる。でも普通に免税業者です。今後どうなるかによっては、廃業が絶対にないとは言えません。

翻訳の世界で単価が安いこと、これは個人の力ではどうしようもない面があると思う。相場が安いから。単価5円(税込)でやってくれませんか、て聞かれることもあるし。断るけど。

あと翻訳者や通訳者について言えば、なんであんなに派遣が多いのか?派遣て中抜きされる働き方でしょ。

私は翻訳者という仕事は搾取されたり、買い叩かれたりしやすい職業だと思ってる。残念ながら。だからとても気を付けている。

フリーランス翻訳者に話を戻すと、忍耐強く単価を上げていく、という方法はあるけど、実力があってもうまくいくかどうかなどわからない。

翻訳会社によっては単価を上げないとか、単価に上限を設けているとか、そういったポリシーのところもあると思うし。

それに単価を上げていくには時間がかかる。だから今インボイス制度を導入されると、単価を上げる前に困窮してしまう可能性がある。

インボイス制度が始まると廃業しそうな人の中に、仕事を続けることができれば将来大成功する人とかも絶対混ざってると思いますよ。

芸術家とか、他の人のツイート読んでて思うのが、インボイスがどうのこうの以前に、芸術やらインボイス制度で大打撃を受けそうな芸術家などの仕事が、そもそも前から尊重されてこなかったということ。

そこにインボイス制度が出てきて経済的に致命傷を与えるうえに「自分たちの声は聞いてもらえない」「自分たちの仕事は尊重してもらえない」という精神的ダメージも一層加わるから本当に意欲がなくなってしまうと思う。

皆がそれぞれの仕事で世の中を支えているし、豊かなものにしていると思う。

人の仕事の価値って「稼いでるかどうか」だけで判断できるものではない。

何もわかってない人に偉そうに言われたくないし、これから日本が経済的にも文化的にもさらに貧しくなって、あんたらも泣くかもね、とにかく誰にも良いことはないだろね、百害あって一利なし、と私は思う。

まとめ

私の生活に欠かせない絵画を買って、絵を描いてくれる画家の人たちがインボイス制度のせいでいなくなったら嫌だ…と思ったのでこの記事を書きました。

多様な芸術作品であふれる日本であってほしいです。

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