こんにちは!このブログを執筆しているアンといいます。私のプロフィールはこちら。
日英翻訳のトライアルに合格した未経験者の方から「トライアル合格後に提示された単価が〇円だったが、未経験者にとっても低すぎると感じています。どう思いますか」という趣旨の質問をいただきました。
安いと思った!
最初「小数点の位置が違うのでは?」と思って5回ぐらい見てしまいました。私は日英翻訳の経験は少ないのですが、そんな私でも「え!」と思ってしまい…。
まさかまさか。日本語から英語に訳す作業が、そんなに安くていいはずがない…。
調べた結果!
まず翻訳者ディレクトリの「プロ翻訳者の翻訳料金一覧」を見つけました。それからアメリアの記事も。
「プロ翻訳者の翻訳料金一覧」を見ると、人によって単価は様々なのがわかります。アメリアでは日英翻訳の単価は「4~10円/字」とありますが、「プロ翻訳者の翻訳料金一覧」では4円で受けている人は経験年数に関係なくかなり少ないようです。10円/字より高い単価で受けている人もいるみたいです。
質問者さんが提示された単価は安いと思う
調べた結果、やはり質問者さんに提示された単価はとても安いと思ったので、その旨をお伝えしました。
自分以外の翻訳者さんがまともな単価で働くというのは、その翻訳者さんにとって良いだけでなく、巡り巡って自分のためにもなることを知っているので(翻訳業界全体の単価下落傾向を防ぐことができる)、せっかくトライアル合格されたところ「その単価安すぎる!」と言うのは楽しくないことだけど、やっぱり翻訳者には高い単価で働いてほしいという気持ちが強いんです。
トライアルに合格し受注したらプロだから、未経験とか関係ないと思う
未経験者だから単価が安くていいって考えも違うと思うんです。トライアルに合格できるということは、翻訳する力があるということだし、実際受注するようになったら報酬をもらうわけだから、それはプロとして働いているということになる。だから、未経験者であるかどうかに関係なく「プロにふさわしい単価」「ちゃんと生活していける単価」で仕事をする権利があると思っています。
もしかして、未経験者って搾取されやすいんじゃないだろうか。翻訳会社は未経験者を不当に安い単価で働かせないでほしい。
単価はいったん決定するとその後上げにくいらしい
「単価は一度決定すると、その後上げにくい」という意見もあるようで、これは多分そうなのかなと思っています。
私はトライアル合格後しばらくしてから単価アップ交渉に成功したこともありますけど、登録してから1~2年ぐらい経ってからの話です。
登録時に単価が決まると、その単価でしばらく仕事をして良い成績を残さないと、単価アップできないのが普通だと思うので、しばらくは安い単価で我慢するはめになります。
これでは精神的にも経済的にも疲弊するから、登録時に自分が納得できる単価で登録するほうが絶対に良い!!
トライアル前に単価を確認する!
せっかくトライアルに合格したのに希望単価より安い…、ということを避けるため、トライアルを受ける前に、応募の時点で「自分の希望単価は○○円ですが合格後はこの単価で取引できますか」と聞いておいたほうが良いです。私は前聞いていなかったのですが、今は聞くようにしています。
翻訳会社によっては、メールでの応募ではなくて、専用のフォームから応募するっていう場合があります。その専用のフォームに、希望単価を入力して応募するんですが、このタイプの応募方法はちょっと注意が必要かもしれない。
私は以前、とある翻訳会社の応募フォームに希望単価を入力したらトライアルが送られてきたので「合格したら希望単価で働けるんだ」と思ってました。
でも、合格したら「当社の単価は実は○○ドルなんですよ。交渉できます?」っていうメールがきたんですよ。提示された単価は安すぎてとても受け入れられるものではなかったので、お断りしました。その時のことはこの記事↓に書いています。
トライアルは自動的に送信されただけなのかもしれない、と思ってます。だからこういうタイプの翻訳会社には、フォームに入力するだけでなくメールでも「私の希望単価は○○ドル/円です。合格できた場合はこの単価で発注してくれますか?」と聞いた方が安心なのかな、と思ってます。フォームに入力した希望単価で働けている会社もあるから、一概に言えないんですけど。いや~色々めんどくさいし、むずかしい💦
まとめ
日英翻訳の単価について聞かれたことがきっかけで、改めて単価について考えました。単価が良くないと翻訳の仕事を続けられないから、単価は本当に大事だと思っています。単価が安い会社はシュシュー( ・_・)r鹵~<巛巛巛。