※ブログ記事タイトルに「2023年4月」と書いてありますが、4月以降も随時更新しています。
※インボイス制度が始まりましたが私は登録していません。最新記事へのリンクはこの記事の一番下に掲載しています。
こんにちは。私のプロフィールはこちら。
インボイス制度について頭を悩ましたり、エネルギーや時間を消費したりするのは終わりにしたい!でも、未だに廃止にならないので、毎日毎日、なんとなく気分が重いです。
ただでさえインボイス制度のことが不安なのに、翻訳会社の対応を見たら余計に虚しさと落胆が増したので、2023年4月時点で私が知っている限りの状況をここに書き留めておこうと思ってこの記事を作りました。
「こんなこともあったね~」とインボイス制度が廃止になってから読み返すことができればいいのですが。
登録してしまった人も取り下げできます
最初に大事なことをひとつ。すでにインボイスに登録してしまった人も「登録取り下げ」できます。
登録者が少なければインボイス制度は制度として成り立たなくなるので、登録しないことで抵抗しようという動きがあります。
こういったフリーランスにとって有益な情報を教えてくれているのは、税理士の神田知宜さんです。
ツイッターでインボイス制度を廃止させるためにできることについて情報を発信してくださっているので、ぜひフォローをおすすめします。
ツイッターアカウントをもっていない人でも、ツイートは見ることができるはずですのでご確認を。
インボイス登録申請の「取り下げ」は簡単です❣️
— 神田知宜(税理士) (@donburikanda) April 18, 2023
【取引先対応】の具体的なやり方がYoutube要欄にあるので是非お読みください❣️https://t.co/qclyGyi9bw
「取り下げ」が増えればインボイス制度は延期・中止になります❣️
「取り下げ」が増えなければ導入されてみんなで地獄行きです😱 pic.twitter.com/5I4DZFpfZl
インボイス制度については以前こちらの記事にまとめました。
インボイス反対の署名
インボイス反対の署名もよろしくお願いします!署名はこちらからどうぞ。
そもそも消費税は預り金じゃないので益税は存在しない
「消費税は預り金ではない」という判決が出ており(財務省も同じ認識)、益税は存在しないのです。結局、庶民から金をむしり取りたいだけでしょ?
「消費税は預り金ではない」ということが分かる動画を載せておきます。
翻訳者の収入減についてはまったく配慮していないか、ほとんど考えていない印象
とある翻訳会社の求人に応募してトライアルを受けようかなと思っていたのですが、やめました。
なぜなら、応募の際に「基本的には適格請求書発行事業者になっていただき、ならない人には消費税分を差し引きます」といった文言が入っていたからです。
すでに登録している翻訳者も、適格請求書発行事業者にならないなら消費税分を差し引くのだそうです。
一方的に「消費税分を差し引く」と言っていますけど、それをされるとインボイス制度から生じる不利益(収入減)はすべて翻訳者が被らないといけなくなります。正直こんな会社つぶれればいいのにと思いました。
私が登録しているところからは、ここまで酷いことは言われてないけど、こんな会社もあるんだなって驚いた。
大金持ちの翻訳者なんてほとんどいない(いたとしてもほんの一握りだと思う)し、あくまでも税込の価格を自分の単価と考えてきた人が多いのではないかと思うのですが。
他にもこんな会社がありました。だいたい2022年10月頃から増えてきたことだと記憶していますが、アンケートが送られてきたんです。
アンケート内容は「適格請求書発行事業者になりましたか?なる予定ですか?免税業者のままでいる予定ですか?」というやつです。
インボイス制度が導入された場合の翻訳者の収入減に対する対策(レートを上げるとか)について書いている会社は1社もなかったです。
「適格請求書発行事業者になってもらうことを希望します」と書いてあったんですけど、なぜ、翻訳者だけが翻訳会社の希望を聞かないとならないのか?
そちらの希望だけ言ってこないでちょうだい。というか、インボイス制度をちゃんと理解している会社の担当者なら、99%以上の翻訳者の希望が「インボイス制度廃止」または「免税業者のまま今まで通り取引継続」であることは、聞くまでもなくわかると思う。
翻訳会社と翻訳者って対等なパートナーのはずじゃないの?未だにフリーランスでもインボイス制度についてわかってない人がいるっていう時に「適格請求書発行事業者になってもらうことを希望します」ってだけ書いたら、なんもわかってない人は慌てて登録してしまうのでは?すごい悪質だなと思った。
しかも、登録期限は3月末じゃなくて9月末なのに、3月末までに回答しろといってるところも最低だなあと思う。
この会社、他にもおかしなところがある会社だったし、最近は取引もしてないので今後も取引しない方向でいこうと思っています。
無反応
これが一番多いです。インボイス制度について、今のところ何の連絡もない翻訳会社です。私が登録している翻訳会社の中ではこのタイプが一番多いです。
これからどういう対応をするのかはわからないですが、「適格請求書発行事業者に登録しないなら消費税を控除します」と早々と一方的に断言してくるところよりはまだまし。今のところ、だけど。
海外の翻訳会社が輝いて見える
海外の翻訳会社との取引ではインボイス制度が関係ないのと、単価も日本より高い場合がけっこう多いので、今後は海外との取引を増やせたらいいな…と思っています。
海外の翻訳会社と取引する場合には、長文の英文契約書を読まないといけなかったり、メールも英語で書かないといけなかったり、ハードルが少し上がる部分もありますが、待遇が良かったりとメリットも大きいことが多いんだなと実感してます。
お先真っ暗な日本
日頃からツイッターで政治関連のツイート読んでる人ならわかるだろうけど、このままだと日本は沈没していくしかないと思うんです。
インボイス制度はその理由のひとつってだけで、他にもいろいろある。一番やばいと思うのが原発と改憲(特に緊急事態条項)と、旧統一教会というカルト宗教に乗っ取られた政治。
こんな危機的な状況なのにテレビはそういったことについて詳しく報じない。いつ見ても食べ物の話とかお笑いばかりやっていて、本当に日本人が考えるべき問題(インボイスに限らず原発とか改憲とかカルト宗教のこととか数えきれないほどある)についてはほとんど取り上げない。
日本人の多くはそのテレビに騙されていて、日本が平和だとか先進国だとか未だに勘違いして、投票にさえいかないけど、近い将来しっぺ返しを食らうことになるでしょう。
というか、もう食らってる人はたくさんいると思うんだけど、その事実と原因にも気が付いてなさそうなのが重症だわ。
これを読んだ人で「日本が平和、先進国」と考えるのがなぜ違うのか疑問の人は、私のブログの「社会・政治」カテゴリの記事や、インボイス関係の記事を読むと少しわかるかもしれません。
でもこのブログ記事で扱っている「日本やばい」問題はほんの一部です。さらに色々知るためには私が以下の記事の真ん中より少し下のほうで紹介しているツイッターアカウントをフォローするといいです。専門家が色々伝えてくれています。それとYouTubeで一月万冊を視聴することです。
私は自分にできることはすべてやってるつもりだけど、なにも変わらないから無力感感じるなあ。
インボイス制度だってみんなが本気出せば廃止できるのに、投票にも行かない。黙ってたらいけない時に黙っている。どんな理不尽なことであっても上から言われたことには「仕方ない」といって素直に従う。思考停止してると思う。
でも自分より弱い立場の人には強気だし冷たい!翻訳会社も翻訳者に対して一方的に登録しろと言ってくるだけだし。
インボイス制度に反対している人を馬鹿にする人たちは、人が傷つくことを平気で言う点から人間性もどうかと思うが、インボイス制度導入で日本全体がどうなるかについて考えてないし、長期的な視点も持ってないし、税理士の神田先生のツイートやYouTubeも何も見てないんだろうな。
今の日本の政治について怒ってる人はツイッターやってる人だけな気がする。テレビだけ見てる人は日本が沈没しかかっているのにさえまだ気が付いていないかもしれない。ほんとにやばい。
廃業も増えそう
インボイス制度始まったら絶対に廃業する人は増えるでしょうね。すごい可能性を持っている人がいても、その才能が開花する前にその芽を摘むのがインボイス制度なんだろうな。
その結果、日本はどんどん面白くない国になりそう。あるのはチェーン店とかばかりで、個性的なものとか質のいいものとかが激減しそう。良い翻訳者もいなくなって、悪文がはびこりそうな予感。
まとめ
インボイス制度と翻訳会社、それからインボイス制度について思うことを思い切り書いてみました。世知辛い世の中ですが、少しでもましな状態にできるといいですね。その試みのひとつとして、適格請求書発行事業者になってしまった人には取り下げをおすすめします。