【体験談】海外の翻訳会社にフリーランス翻訳者として登録。単価は日本の倍以上になった。

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翻訳
UnsplashRalph Katiebが撮影した写真

こんにちは。私は翻訳者のアンです(プロフィールはこちら) 。

円安がどんどん進み物価は上がる。でも翻訳者の単価は下落傾向にある。さらに、フリーランスを苦しめるインボイス制度が導入されるかもしれない。

そんな状況なので、私は自分の生活を守るためにも海外との取引を増やしていきたいと思ってます。

最近は仕事をしつつ海外の翻訳会社をリサーチしたりトライアルを受けたりしています。

新たに海外の翻訳会社に登録できたのでそれについて書こうと思います。

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アメリカの翻訳会社に登録できた

インターネットで海外の翻訳会社を探していたら日本人の翻訳者を求めているところを見つけたので、応募してみることにしました。

履歴書を送ってトライアル受験

まず書類審査があるとのことで履歴書を送りました。無事、書類審査には通って続いてトライアル受験。

ちなみに英文履歴書は以前に作ったシンプルなものを送りましたが、以下のeuropassのリンクからも簡単に作成できます。今度からeuropassで作ったものを送ろうかなと思ってます。

europass

1週間ほどでトライアルの提出をお願いしてるけど忙しかったら期限延長できるとのことだったので少し延長してもらいました。

必須の問題1問と、自分が選択した専門分野の問題を翻訳するものでした。

トライアルの問題は正直、かなり難しかったです。精一杯調べて書き直して自分が出せる最高の訳を提出しました。

でも問題が難しく、私の勘違いや正確性の問題があるのではないかと感じてましたので、不合格の可能性のほうが高いかな…と思ってました。

トライアルを提出するときは自信ないことのほうが多いのですが、この翻訳会社のトライアルは特に難しく感じました。

1週間ほどで合格通知

トライアルを提出し1週間ほどで「トライアル合格」というタイトルのメールを受信ボックスで見つけたときは本当に嬉しかったです。

トライアルには毎回、相当の時間をかけて修正したり見直したりしているので、合格できると嬉しすぎて感動します。

単価について

希望単価を応募時点で連絡する形でした。円安だしドルで受け取るのも良いなあと思ってましたが、自分の国の通貨で書いてほしいとのことだったので円で提出。

1ワード当たりの希望単価は私が登録している翻訳会社の中の最低単価(日本ではけっこう見かける金額)の2倍以上で、最高単価の5円高くしました。時給は2倍にしました。けっこう思い切ったつもりです。

以前、これと同じ単価を日本の翻訳会社に希望単価として連絡しましたが「高すぎる」と言われたので、今回はどうかな…日本よりもはるかに給料が高いアメリカだから、希望通りになると良いなと思ってました。

結果、単価が高すぎるとは一切言われず、私の希望が通りました。

実際に仕事はもらえているか

「希望の単価で登録できたとしても、単価が高いという理由で仕事がもらえないこともある」といったような噂も聞いたことがあります。

また、日本国内の翻訳会社でもトライアルに合格できて登録できたけど何年も連絡なしってところもあるので、希望単価で登録できたものの、ちゃんと仕事もらえるかなあと思ってました。

でもこの会社は私が登録した後すぐに英日翻訳プロジェクトに参加させてくれて、定期的に発注してくれています。

こんなにあっさり受け入れてくれるなら、さらに希望単価を上げておけば良かったかなと思ってしまうぐらいです。

でもあまりに高く設定するとほんとに仕事もらえない可能性もあるので、単価の設定はやっぱり難しいし慎重にしないといけません。今回はこの希望単価が通って私としてはとても満足してます。

やっぱり海外の翻訳会社のほうが単価が高めの傾向にある

新たに海外の翻訳会社に登録できて思うのが「海外の翻訳会社の方が単価が高い傾向にある」はおそらく正しい、ということです。

単価があまりに安かった海外の翻訳会社も数社知ってますが、単価の高い海外の翻訳会社に出会う確率の方が、単価の高い日本国内の翻訳会社に出会う確率よりもずっと高いように感じます。

すでに書いたとおり、日本国内の翻訳会社に希望単価伝えると「高すぎる」とか言われることも何回かあったし…。

ちなみにその「高すぎる」と言われた単価、全然高すぎませんよ。普通の暮らしをするには最低限必要な金額です。

日本では、翻訳者だけでなく色んな職種の単価とか給料が本当に安いと思います。私が希望している単価が「高すぎる」のではなく、日本の相場が安すぎるだけの話です。

円安の状況、日本の給料が安いこと、インボイス制度が導入されるかもしれないことを考えると、翻訳者を目指している人も現役の翻訳者も、海外との取引を増やす方向で頑張るのが良いのではないか?と思いました。

まとめ

海外の翻訳会社に希望単価で登録できた体験をまとめました。

海外の翻訳会社への登録を考えている人は、希望単価を思い切って高めにしてみると良いのではないかと思います。

もし、高めの単価を提示することで仕事がもらえないかもと不安な場合には「交渉可能です」と書いておくという手もあります。

トライアルの品質も単価に影響すると思われるので、十分な時間を確保してトライアルに取り組むと良いと思います。

私もこれから良い会社や良い仕事とのつながりを増やし、ご縁を深められたら良いなあと思っています。

※以下の記事もアップしました。一口に海外の翻訳会社といっても、単価がめちゃくちゃ安いところもあるのでお気を付けください。

海外の翻訳会社のトライアルに合格したものの、単価が安すぎるので登録しないことに。
こんにちは!私のプロフィールはこちら。 (絶対に阻止したいけど)インボイス制度が始まった場合の経済的ダメージをできるだけ回避するため、海外の翻訳会社との取引を増やしたいと思っています。 だから仕事が落ち着いている時にはほぼ必ず、海外の翻訳会...
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