こんにちは。私は翻訳者のアンです(プロフィールはこちら)。
この記事では、個人情報保護に対する意識が低そうな翻訳会社を見つけた経験についてまとめてみました。
翻訳会社Aの例
ある日、外国の翻訳会社と思われる会社から連絡があり「日本語に翻訳してほしいものあるんだけど、あなたのアベイラビリティどう?」と聞かれました。
そこで「今は時間ありますが、どんな内容でしょう」と返事したら、次のメールで「じゃあ、添付ファイルを訳してくれない?」といきなりファイルが送付されてきました。
ファイルを開いてみてびっくり。誰かの個人情報がつまったものが送られてきたんです。
しかも、ファイルにパスワードかけるといった個人情報の漏洩対策はされておらず。
ファイルを開いてすぐに「ここはやばいとこだ」と確信しました。そして、個人情報が記載されたファイルやメールは即削除し、その会社にはお断りのメールをしました。
こんな意識の低い翻訳会社に登録したら、自分の個人情報だってどうやって扱われるか分かりませんし、翻訳料の支払いについても信用できない。
個人情報がたくさん載ったファイルを、パスワードをかけることさえせずに突然送り付けてくるというのはかなり非常識だと思います。
私は翻訳会社に登録するときには、いつも秘密保持契約(NDA)へのサインを求められてたので、翻訳に取り掛かる前にはまずはNDA締結が普通だと思ってました。
NDAなしで、翻訳会社から翻訳を依頼されることもありましたが、すでにネット上で公開されている情報の翻訳だったので特に求められなかったのかな…と推測してます。
翻訳会社Bの例
某国の翻訳会社と思われるところから連絡あり。「日英翻訳したもののプルーフリードしてほしいんだけど、添付ファイル見てもらって、引き受けてくれるか連絡してくれますか?」とのこと。
添付ファイルを開いてみると、またまた個人情報が記載してあるものでした。
ここもやばい会社だと思って、ファイルやメールを即削除したうえでお断り。しかも、プルーフリードの単価がめちゃくちゃ安かったのも気になった。
翻訳会社Cの例
年末とか年明けてしばらくしたぐらいのタイミングに、通知カードかマイナンバーカードのコピーを送ってほしいと翻訳会社から依頼がきました。
これは強制ではないので提出しなくて良いんですが、翻訳会社の中には追跡なしの返信用封筒を入れてくるところと、追跡ありの返送方法を用意してくれてるところがありました。
通知カードやマイナンバーカードのコピーってかなり大事な個人情報なんだから、要求するなら追跡ありの返送方法を用意しておいたほうが翻訳者に対して親切で誠実だと感じました。
こういうところにも、個人情報に対する姿勢が出てるなあと。
まとめ
個人情報保護に対する意識が低い翻訳会社ってあらゆる面で適当そうなので、そういうところとは関わらないように気を付けています。
個人情報の管理が適当そうな翻訳会社があったら取引しないのがベストですね。