翻訳の専門分野が複数あると緊急事態でも安定しやすいかもしれない。

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翻訳
Photo by Arnel Hasanovic on Unsplash

こんにちは。翻訳者のアンです(プロフィールはこちら )。

コロナのパンデミックが始まって以来、翻訳の受注量や取引先に大きな変化がありました。

そんななか、私が思っているのが「翻訳の専門分野は複数あると良いのかもしれない」ということです。

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コロナが原因でマーケティング翻訳の案件が減った

翻訳の専門分野が複数あると良いのではないかと思うようになったきっかけはパンデミックです。

パンデミックは私の仕事や生活にも大きな影響を及ぼしました。

パンデミックが始まる前までは、とある翻訳会社から継続的にマーケティング翻訳の案件を受注できていたのですが、パンデミックが始まってからはその翻訳会社からの依頼が激減してしまいました。

思い切って翻訳会社に聞いてみたところ「コロナで一時的に案件が減ってしまっている」とのことで、やっぱりコロナは翻訳業界にも打撃を与えるんだ…と感じました。

中には影響を受けなかった翻訳者もいるかもしれませんが、パンデミックにより翻訳の仕事が激減したとかゼロになった月もあって大変だったと言っている人をネット上でもけっこう見かけました。

専門分野が複数あると良いのかもしれないと思った理由

コロナが原因で、もともとやっていたマーケティング翻訳の仕事は減ったのですが、論文翻訳の依頼が以前より多く、しかも継続的に来るようになりました。

マーケティング翻訳より単価がずっと低いので、できればマーケティング翻訳のほうを受注したかったですが、それでも継続的に仕事をもらえるようになったことはとてもありがたかったです。

その後しばらくしてからまた、マーケティング翻訳の案件が徐々に増えるようになってきました。

翻訳会社によるのかもしれないけど、私が知っている限りでは論文翻訳って単価はよくないです。

でも、もしかしたらパンデミックとか不況には強いのだろうか?と思いました。ただ論文翻訳って季節によって依頼量に大きな差があるとも感じてます。

専門分野を複数持つことは簡単ではないけどメリットはあると思う

私はマーケティング翻訳を扱っている翻訳会社と、論文翻訳を中心に扱っている翻訳会社の両方に登録していたことで、パンデミックが始まってからも翻訳の仕事が徐々に戻ってくるようになりました。

だから、専門分野を2つ以上持っていると、パンデミックや大不況などがやってきても、仕事を継続できる可能性が高まるかしれないと思うようになりました。

私はマーケティング翻訳と論文翻訳のトライアルに受かることができ、その仕事をしていくなかで専門知識を身につけていったという感じです。大学で学んだ知識も活用できました。

翻訳する分野の専門知識をどのように習得していくかは人それぞれなので「絶対にこのやり方で行くべし!」というのはないです。

大学での専攻を専門分野にする人、前職の内容を専門分野にする人、新たに勉強して専門分野にする人などなど、さまざまな道を進んでる人がいるという印象です。

まとめ

パンデミックが始まると「もう翻訳の仕事はできないのかな?」と思うぐらい仕事が減りましたが、少しずつ仕事が戻ってくるようになりました。

だから私は2つ以上の専門分野を持っていて良かったと思うようになりました。

「フリーランス翻訳者になるなら複数の翻訳会社と取引するように」とはよく言われますが、専門分野が複数あるのも良いかもと思ってます。

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