こんにちは。私は翻訳者のアンと言います。(プロフィールはこちら)
この記事では、私がファッション翻訳を始めた経緯やファッション翻訳について書いていこうと思います。
ファッション翻訳を始めたきっかけ
私はどうしてもファッション翻訳がやりたくて、ファッション翻訳をめがけて突き進んできたわけではありません。
翻訳トライアルに合格し、仕事がもらえるようになったのがファッション関係の仕事であったというだけです。きっかけはトライアル合格と仕事受注なのです。
翻訳者を目指し始めた大学生時代には、単価の高い特許翻訳とかも良いなあと思っていましたが、
翻訳トライアルを受けて合格して依頼されるようになったのがファッション関係だったために、その分野の翻訳を始めるようになったという感じです。
だから、もともとファッション翻訳を目指していたわけではないのですが、ファッション翻訳をしているうちにファッション翻訳の楽しさや難しさに気が付き、どんどんファッション翻訳にはまっている状態です。
ファッション翻訳の魅力
私にとってのファッション翻訳の魅力とは「外国のデザイナーや職人が丁寧に作り上げた服やアイテムについて、私が書く日本語でその良さを伝えていけるところ」、「生地や織り方、加工方法などファッションにまつわることを色々学べるところ」です。
私が書く日本語でその良さを伝えていく、と書きましたが私がやっているのは翻訳なので、コピーの内容を一から考えているわけではありません。
英文のコピーがすでに用意されているわけです。でも、その翻訳は一通りではなく、たくさんあります。そのいくつもの訳文の中から、私が試行錯誤して書いた日本語が採用されるので、それが嬉しいんです。
ファッション翻訳をするようになってから、生地やその特徴や、織り方・編み方、加工方法などについて知るようになり、それがまたとても面白いです
ファッション翻訳をするときにやっていること
私がファッション翻訳をするときにやっていることは、まず、その商品の画像をネットで探すこと、もしネットで見つからなければ原文のコピーをもとに、商品のデザインを頭の中に正確に描くようにします。
そして、原文を読んだ後に原文の語順などにとらわれず、自然な日本語での表現を探し出します。
訳文と原文を見比べて、訳抜けがないか誤訳がないか、もっと良い表現はないか、原文の意味=訳文の意味となっているかどうかなどを確認し、翻訳の精度を上げるように努力しています。
ファッション翻訳の難しさ
ファッション翻訳の難しいところは、原文の意味を保ちつつ訴求力のある魅力的な日本語にするというところもありますが、他にもあります。
例えば、とても専門的な製法やあまり馴染みのないパーツや部品についての英単語は知らないことも多いので、たくさんリサーチをしなければならない、というところです。
私にはファッション翻訳をするために重宝している本があります。その本については以下の記事に書きました。
でも同時に、新しいことを知ることができるので大きな楽しみでもあります。
まとめ
私が主に対応している翻訳分野のひとつであるファッション翻訳について今回は書いてみました。
色々な分野の翻訳を経験していますが、その中でもファッション翻訳は私の好きな分野です。これからもずっとファッション翻訳に関わっていけるように、勉強を続けたいです。