【初心者向け】フリーランス翻訳者の単価について。希望単価より単価が低い案件や激安案件はどうするべき?

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こんにちは。私は翻訳者のアンと言います。(プロフィールはこちら

この記事では単価について考えたことをまとめました。希望よりも安い単価や、激安の単価について書いてみました。

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翻訳者の単価について

フリーランス翻訳者の単価について簡単に説明します。

フリーランス翻訳者は時給で働くこともありますが、多くの場合、英日翻訳なら1ワードあたり○○円、日英翻訳なら1文字あたり○○円、などの「単価」×「ワード総数/文字総数」で料金が計算されます。

一般的に言われているのが、特許や医療などの専門性がとても高い分野の翻訳単価は高いということです。

ただ…私は以前、学術系論文の翻訳という専門性の高い内容の翻訳も引き受けていたものの、その翻訳会社の単価は私が取引をしている他の翻訳会社よりも単価がかなり安かったです。ショッキングなレベルに安かったです。

同じ分野の翻訳であってもA社は高いのにB社は低いということもあるので、その翻訳会社がどれぐらい経済的に余裕があるのか、翻訳者をまともに扱っているのかによっても翻訳者の単価は変わります。

また「海外の翻訳会社のほうが日本の翻訳会社より単価が高い」という意見をどこかで見ましたが、確かにその傾向はあるなと私も感じています。

ただ、日本の翻訳会社よりも単価がずっと低い海外の翻訳会社も見たことはあります。

そもそも、安い単価を避けるためには何をしておくべき?

晴れてトライアルに合格したものの、翻訳会社から提示された翻訳単価が希望単価よりも低い…ということがあると思います。

努力の結果、トライアルに合格したが提示された単価が自分の希望単価よりも低いということを避けるためにはどうしたらいいか。

それはトライアルを受験する前に単価を確認しておくことです。以前はトライアル受験前に単価の確認はしていませんでしたが、今はしています。

確認の仕方も二通りあります。「合格の場合は単価はどれくらいになるのか」という聞き方もあれば、「希望単価は○○円です」と自分から言うこともできます。

希望単価を自分で伝える場合は、希望単価より少し高めを伝えるといいです。そうすれば、交渉で値下げすることになっても希望単価ぐらいで交渉成立する可能性が高まります。

提示された単価が希望より安かった場合

提示された単価が希望の単価より低かった場合は、交渉したほうがいいと思います。それか、トライアル受験自体をやめておくか、合格した場合はその単価で仕事をすることを受け入れて、トライアルを受験するかを決めます。

最初に交渉しておいたほうがいい理由は、あとから単価を上げることよりも、最初から高い単価で登録するほうが楽な場合が多いからです。

会社によっては、トライアル受験前に「だいたい○○~○○円で、トライアルの出来によって決まります」というところもあります。

交渉の結果、希望の単価が通ってしかもトライアルにも合格できたらおみごとですね。

希望通りにはならず、希望単価よりも少し低かった場合はどうするべきか。激安でないのであれば、自分でその単価でもやってみたいと思えば、そのまま登録して仕事をしてみてもいいかもしれません。

単価がもっと高い他の翻訳会社との取引があって、「その単価未満の仕事はしない」と決めているとかでない限りは、その翻訳会社をキープしておいてもいいのかもしれません。

取引をしつつ、もっと単価の高い翻訳会社への登録を目指すという手もあります。

翻訳会社1社のみと取引をしていると、その翻訳会社の経営状態が悪くなったときに仕事がまったく来なくなるなんてこともあり得るので、複数の翻訳会社と取引しておいたほうが安心です。

激安の単価は引き受けないことが大切

激安案件は絶対引き受けないほうがいいと思います。

クラウドソーシングのサイトなどでは、異常に低い単価で翻訳を依頼しようとする人がいます。異常に低い単価とは、例えば、英日翻訳で1ワードあたり6円以下とかです。

まともな翻訳会社であれば普通は英日翻訳で1ワードあたり二桁の単価でスタートだと思います。

だから1ワードあたり6円以下というのは安すぎて、訳文の質が悪くても文句言えないと思います。その単価で高品質を求めてはだめ。

ただ単価が7円以上であれば良いのかと言えばそうは思いません。安すぎです。でも求人を見てると7円~9円もけっこうありますね。

私も一桁から始めて、相場よりも高い二桁での登録や単価アップを成功させたこともありますし、最初から相場よりも高い二桁の単価で登録できたこともあります。

でも今までを振り返ってみると「安い単価で働き始めて、後から単価アップ」よりは「最初から高い単価で登録して気持ちよく働く」ほうが絶対に良いし、簡単だし、可能です。

だから最初からまともな二桁(二桁といってもいろいろありますね。できるだけ高くしてください。ネットの情報に惑わされず高めに設定してください)の単価で仕事を始めるのが1番いいです。

未経験とか年齢とか関係ないので、希望より少し高めの単価を堂々と提示してください!

一桁が普通だと思いこまないのが大事です。翻訳の仕事は大変なので高い単価に値します。

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