こんにちは。私は翻訳者のアンと言います。(プロフィールはこちら)
在宅でフリーランス翻訳者として働いている私が感じているストレスと、実践しているストレス解消法について書いてみました。
ストレス解消法は私の趣味なので、他の人にも効果があるかは全然分かりません。
こんな時にストレスを感じる
フリーランス翻訳者として働いていると、こんな時にストレスを感じます。
- 短納期案件に取り組んでいるとき
- 人と会って話す機会がないとき
- 単価が安いと感じるとき
- レビュアーからネガティブなコメントがきたとき
- 仕事量に波があるとき
- 目が疲れているとき
- 肩や腰が疲れているとき
- 夜遅くまで仕事をしていたとき
こんなストレス要因についてもう少し詳しくお話しします。
短納期案件に取り組んでいるとき
短納期案件とは文字通り納期が短い案件なんですが、例えば納期が明日であっても、翻訳するワード数が少ないとか、難易度が低いとかであれば、それほど負担にはなりません。
でも、ワード数が多かったり、内容が難しかったりするのに納期が短いときは大変です。
500ワードぐらいを明日までと言われた場合、原文の内容がよほど畑違いでもない限りは納期に余裕があると考えていますが、これが500ワードではなく1500ワードとかだとけっこうきついと感じます。
私は短納期案件が苦手なので最近はほとんど引き受けていませんが、数年前までは短納期案件がメインでした。しかも、当日納期の案件が多かったです。
焦ってしまうのがとてもストレスだったので、当日納期案件は現在引き受けておらず、当日納期以外の短納期案件も自信があるとき以外は引き受けていません。
人と実際に会って話す機会がないとき
在宅でフリーランス翻訳者は仕事で部屋に引きこもりがちになるということは、この仕事を始める前から理解していたし、ひとりで黙々と仕事をするのが好きなタイプなのでそれで良いと思っていました。
実際にこの働き方を始めてみると「人に会わずに部屋に引きこもってひとり黙々と仕事をする」というのは自分に合っていると感じる一方で、その時間があまりに長いと気分が沈んできます!
対策として、ヨガ教室や料理教室に通いだして人と接する時間を確保するようにしていたのですが、この作戦もコロナの流行によってうまくいかなくなってしまいました。
ヨガ教室も料理教室も、コロナが流行りだしてからは安全のために行っていません。
単価が安いと感じるとき
私が取引している翻訳会社の中に単価が安めのところがあります。安いなら引き受けないという手もあるのですが、ここの翻訳会社の案件は内容がおもしろいのです。
だから単価が高い他の翻訳会社を優先しつつ、単価が安めの翻訳会社の案件も可能なときは引き受けています。
ただ、内容がすごく専門的で多くの調査も必要なことを考えると、やっぱり安いと感じるのでこれもストレスです。
※もう引き受けていません。
レビュアーからややネガティブなコメントがきたとき
翻訳会社によっては、納品した訳文に関してレビューアーがコメントを送ってくれるところもあります。これ自体は、すごくありがたいことで勉強になります。
しかし、レビュアーによっては書き方がきついなと感じるときがあります。コメントのトーンから判断して、きついなと感じるコメントはおそらく毎回同じレビュアーが担当しています。
このレビュアーだけはコメントが毎回長文で、しかもところどころきつい感じで、読んでるとたまに疲れます。
ただ私より翻訳者としての経験がずっと長いと思われ有益な情報もくれるので、そういう情報だけは活用しています。
仕事量に波があるとき
毎日仕事の依頼があって超忙しいときもあれば閑散期でわりと静かなときもあります。フリーランスとして働くなら普通のことみたいですが。
静かな期間がしばらく続くと不安になったり、コロナが流行りだして今まで来ていた仕事がピタっと止まったりすると、やっぱり不安になります。
目が疲れているとき
パソコンの画面を長時間見つめてないといけないので、翻訳は目にとって負担の多い作業です。
私は定期的に目を休めるようにしてはいるのですが、納期が迫っているときや集中しすぎているときなど、目のことを忘れて、思わず長時間仕事をしてしまうときもあります。
目が疲れると精神的にも荒れてくるので要注意です。
肩や腰が疲れているとき
長時間座っているとやっぱり肩や腰が疲れます。特に、知らぬ間に猫背になっていて猫背のまま仕事をするとめっちゃ疲れます…。
夜遅くまで仕事をしていたとき
私はなるべく朝型の生活をキープすることを心がけていて「朝から仕事を始めて夕方には終える」を原則にしていますが、たまに急な案件がきて夜遅くまで仕事をしないといけないこともあります。
そういうときは睡眠不足になったり次の日寝坊したりして、体内のリズムが狂い、精神的にもイライラすることがあります。基本的に、夜はやっぱり寝たほうが良いと思っています。
私のストレス解消法
私が実践している精神的ストレス解消法。
ヨガをする
ヨガはヨガマットさえあればどこでもできる運動で、そのリフレッシュ効果は抜群です。
できれば、ヨガ教室に行ったほうが先生やヨガ仲間との交流もあって楽しいですし先生が実際に体を押してくれてポーズを直してくれるので良いのです。
コロナの感染拡大について心配がなくならない限り教室には行きたくないし、同じように感じている人ってけっこう多いんじゃないかと思います。
そんな人には、オンラインでできるヨガもおすすめです!私はオンラインヨガのSOELUを1年ぐらいやっていました。
ここ最近は時間がなかったので、YouTubeでヨガのチャンネルを見ながらやっていたのですが、またSOELUもやろうかな?と思ってたりもします。
SOELUを始める前は、オンラインだから大したことないんだろうと思ってたんですが、それは間違いでした。
先生は本当にプロフェッショナルで、ポーズの改善点を細かく教えてくれたし、強度強めのヨガをすると汗もかきました。
YouTubeでヨガをするなら、マリコ先生のBelifeがおすすめです。
5分~10分ぐらいの短い動画もたくさんあるので、時間がない人も取り組みやすいと思います。マリコ先生の解説はすごく分かりやすいので、初心者の人でも正しいポーズが取れます。
腹式呼吸をする
集中して仕事をしていると、呼吸するのも忘れてしまうほどで気がついたら呼吸がすごく浅くなってしまっています。
そんなとき、ゆっくり吸ってゆっくり吐き切るような腹式呼吸を心がけると、気持ちも自然と落ち着いてきます。
姿勢をよくする
パソコンの前に座っていると、いつの間にか猫背に…ということがよくあります。猫背になると体への負担も大きいだけでなく、精神的にも暗くなってきます。
だから、猫背になっていると気がついたらすぐに背筋を伸ばして良い姿勢にする&そもそも猫背にならないように常に良い姿勢を意識する、ということがとても大事だと感じます。
パソコンだけでなく携帯をいじったりなどなど、現代人は姿勢が悪くなる習慣が多いですからね。
散歩をする
15分、20分でも良いので、週に少なくとも数回は散歩をするようにしています。散歩をする前と後では明らかに体の状態が違います。
散歩すると、全身の血の巡りが良くなって頭もスッキリしますし、精神的ストレスも和らぐように感じます。
最近はまっているのは朝散歩です。朝に散歩するのとしないのとでは、1日の集中力が全然違います。私はたまに原因不明の頭痛に悩まされていましたが、朝散歩をするようになってから、その頭痛もなくなりました。
料理をする
料理も気分転換になります。おいしいものを食べるのがすごく好きだからというのもありますけど、翻訳というのはパソコンの前に座ってひたすらテキストと向き合う白黒の世界って感じで。
ずっとその白黒の世界にいると疲れてきて、たまに色のついたきれいなもの・・・(例えば、野菜のような)と接したくなるからなんじゃないかと思ったりします。私の言ってることが他人に通じるかは謎。(笑)
ハンドメイドアクセサリーを見たり買ったりする
私はアクセサリー、特にピアスが好きです。服とか靴とかカバンよりも、ピアスに興味があります。
これまでは店に行ってピアス売り場を覗いてたんですが、ネットで「ハンドメイドピアス」を買えることに最近ようやく気が付いて、自分へのご褒美としてたまに買っています。
買わなくても、見てるだけでも楽しいです。
店で売ってるピアスじゃなくてハンドメイドが好きな理由は色々あります。まずひとつはハンドメイド作家さんによってはデザインのクオリティーが市販のピアスよりはるかに高いこと、自分の好みに合っているということです。
私が好きなハンドメイド作家さんによる作品のデザインは、普通の店では売ってないほど凝っています。
そしてもうひとつの理由は世界にひとつしかないピアスであるということ。
作品によっては本当にひとつしかないものもあるし、もし売り切れ商品をオーダーした場合であっても手作りだから、まったく同じものは存在しないんですよね。
そういう「私しか持ってない」というところも、ハンドメイドの魅力だなと思います。
さっきも書いたように翻訳してるときって白黒の世界にいるみたいな気持ちになってくるんで、華やかなアクセサリーとか身に付けて気分を上げていきたいんですよね。
花のカレンダーや花の絵を飾る
目から入ってくる情報は精神に大きな影響を与えるんだなーとつくづく感じています。そう感じるきっかけになったのが、自分の部屋に花の絵を飾るようになってからです。
本物の花ももちろん良いですが、値段も高いしいつかは枯れてしまうし、そもそも私の部屋の位置が植物を置くには不向きなので、私は花のカレンダーや肉筆の花の絵、花文字を飾って部屋を明るく華やかにしています。
今年のカレンダーは薔薇のカレンダーにして、仕事中に顔を上げたときにすぐに薔薇が目に入るように目の前に飾ったのですが、これは良い選択でした。
ストレスを感じてるときでも、薔薇を見るとストレスが軽減されるのが感じられます。
それから、私は肉筆の花の油絵を数枚持っていて飾っています。肉筆の絵って、複製の絵とは勢いやエネルギー、パワー、オーラが全然違っていて、とても良いですよ。
私は花文字も好きなので、花文字作家の人に花文字を書いてもらって部屋に飾っています。明るくきれいなものが常に目に入ってくる状態にしておくことが精神の健康にとって大切だと思ってます。
体を温める
冬、パソコンの前でじっとしていると体が芯から冷えてきます。冷えって体の免疫力を下げるだけでなく、精神的な余裕も奪っていくものだなと感じます。
体調を整えて良い仕事をするためにも、冷えから体を守るのはとても大事。
まとめ
今回は、フリーランス翻訳者として働いていて感じるストレスと、かなり個人的ではありますがその解消法についてご紹介しました。
フリーランスも思ったよりストレスが溜まるけど、上手に解消していこうと思います。