翻訳レビューをしてわかった、翻訳者として気を付けたい色々なこと。

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翻訳
UnsplashMarkus Winklerが撮影した写真

こんにちは。私は翻訳者のアンと言います。(プロフィールはこちら

私はたまに翻訳レビューの仕事もしています。最近もレビューアーとして1週間ぐらい集中的に翻訳レビューばかりしていました。

レビューの仕事を通して、私が翻訳する時に気を付けるべきことが色々わかったので、それについてまとめてみました。

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読みやすい日本語を書く

簡単なことではないのですが、やっぱり読みやすい文章は読んでいる時に読み手に負荷がかからないので良いですね。

私自身、文章はまだまだ改善の余地ありだと思っていますが、翻訳レビューをやると、たまにすごく文章がうまい人がいて感心します。

限られた短い時間で質の高い文章を書ける人は尊敬します。

スタイルガイドを読んで守る

翻訳依頼がくると、多くの場合スタイルガイドも一緒に共有されます。スタイルガイドには半角・全角の使い分けやスペースの有無、平仮名にするか漢字にするかなど、さまざまなルールが載っています。

これは守らないといけないことなのですが、すべて守っている人はかなり少なかったし、中には全然スタイルガイドを読んでいないとしか思えない人も混ざっていました。

これはけっこう意外なことでした。

スタイルガイドは長いものもあり、また案件によって内容が違うので、複数の案件を受注していると頭が混乱してくるときもあります。

でも守らないといけないものなので、私は引っかかりやすいところだけ抜き出してメモしておくなどして、対策するようにしています。

細部まで注意して誤訳を防ぐ

細部への注意を怠ると誤訳が発生しやすくなります。

単数形のaが付いているのか複数形のsが付いているのかといったことや、定冠詞の有無などにもちゃんと気を付けないと誤訳してしまいます。

場合によってはまったくトンチンカンな訳になってしまう可能性もあり。

タイポを防ぐ

私はタイポがかなり少ない方だとは思うのですが、このブログを見直しているとたまに発見します(汗)。
このブログ記事もけっこう集中して気を付けているつもりなんですが、それでも発生しますね。案外タイプミスはしてしまうものです。

日常生活でも、たとえば友達にメールを送った後に読み返して、気を付けて書いたはずなのにタイプミスしていたことに気付く、なんてこともあります。

タイポは身近な存在ですね。

翻訳者がかなり頭を使って工夫して訳したと思われる文章でも、タイポを見つけたことは多々あります。

訳が素晴らしければ、少しのタイポぐらいいいじゃん、と思われるかもしれませんが、タイポってけっこう重大なミスらしく、トライアルで1つでもタイポがあると落とされるという話も聞いたことがあります。

タイポがゼロの状態で納品するのが翻訳者の仕事なので、私も気を引き締めていこうと思います。

まとめ

翻訳レビューを通じて自分以外の翻訳者の訳文を読むことも、とても勉強になると思いました。レビューを通じて気が付いた改善点を、私が翻訳するときに生かしていきたいです。

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