【初心者向け】ポルトガル語のSerとEstarの意味と使い分けについて、なるべくわかりやすく説明

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ポルトガル語
UnsplashLukas Tennieが撮影した写真

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この記事では、ポルトガル語の基本的な文法事項であるserとestarについて、なるべくわかりやすく説明してみます。

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SerやEstarってなに?

SerやEstarという動詞は、英語でいうbe動詞にあたる動詞です。

現在形の活用形を見てみましょう。

Serは、sou(一人称単数)、 é (三人称単数)、és(三人称単数)、 somos(一人称複数)、 sois(二人称複数)、 são(三人称複数)となります。

Estarは、 estou(一人称単数)、 está  (三人称単数)、 estás(三人称単数)、 estamos (一人称複数)、estais(二人称複数)、estão  (三人称複数)、です。

英文を例にSerとEstarの使い方を理解しよう!

Be動詞を使った英文を参考にしながら、SerとEstarについて考えていくと分かりやすいと思うので、ここで英文の例をあげてみます。

まず一つ目の例は、①She is cute. 「彼女は可愛い」です。

続いて二つ目の例は、②She is in the library.「彼女は図書館にいます」です。

上の①②の例では、どちらもBe動詞であるisが使用されていますね。では、ポルトガル語で①②を書くとしたらどうなるでしょうか。

まず、①についてですがこうなります。①Ela é bonitinha.

Elaが「彼女」、bonitinhaは「可愛い」という意味です。そして、Serの三人称単数形であるéを使います。

それでは、②の「彼女は図書館にいます」はポルトガル語でどう表現すれば良いでしょうか?

na bibliotecaで「図書館に」「図書館で」という意味なので、英語の例を参考にすると、Ela é na biblioceta.と言いたくなります。

しかし、ここでEla é na biblioteca.というと間違いです。Ela está na biblioteca.にしないとおかしいです。理由についてはこれから説明します。

Serはどういうときに使うの?

Serは「恒常的な状態」「ずっと変わらない状態」を表すときに使います。

さっきの①「彼女は可愛い」の例だと、「彼女が可愛い」という状態は彼女が持っている特徴で変わらないものです。だから、EstarではなくSerを使います。

「可愛い」以外の形容詞、例えば「頭が良い」=inteligente、「感じが良い」=simpático/caなど、人の性格や特徴を表す場合はSerを使います。

また、動かないものを表すときにもSerを使います。

例えば、「学校は店の近くにある」という場合は、A escola é perto da loja.ということができます。

ただ場所について言うときには、SerではなくFicarという動詞を使って、A escola fica perto da loja.などということの方が多い印象です。

Estarはどういうときに使うの?

一方で、Estarは「一時的な状態」を表すときに使います。

②の例だと、「彼女が図書館にいる」ということは一時的な状態ですよね。彼女がずっと、恒常的に図書館にいるということはあり得ません。だから、ここでSerを使うとおかしくて、間違いなのです。

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