こんにちは。私は翻訳者のアンです(プロフィールはこちら) 。
翻訳を納品しても入金されなかったら意味がない~!ので、スムーズにかつ確実に報酬を受け取るために気を付けていることをまとめました。
国内の翻訳会社から翻訳料金を受け取る場合
翻訳料金を受け取るまでの流れは下記の2つが多いと思います。
- 1ヵ月分の請求書を期日までに翻訳会社に送付し、翌月末または翌々月末までに翻訳料金が振り込まれる
- 翻訳会社の会計部門が翻訳料金を計算するので(システム上自動で計算される)、翻訳者は事前に口座情報を伝えるのみでよい。翌月末または翌々月末までに口座に翻訳料金が振り込まれる
※(振り込まれる日は翻訳会社によってさまざまだけど、請求書発行から60日以内には支払うというところしか私は見たことがないです)
翻訳会社から前払いで支払いを受けるということはまずないです。
支払いについては、翻訳会社と取り交わす契約書に記載があるはずので、よく読んでおきましょう。もしなかったら、メールで確認してやり取りをメールで残しておく必要があります。
国内で顧客と直接取引した場合の支払いの受け取り方
続いて、翻訳会社から仕事を受注するのではなく、企業や個人から直接翻訳の仕事を受注する場合の支払いの受け取り方です。
私は自動車関係やIT関係の企業から直接仕事を受注したことが数回あります。そのときは、その企業の経理のルールに従って納品後に請求書を発行していました。例えば「8月末までに納品した分については9月10日までに請求書を送付」などといったルールがあったので、それに合わせて請求書を送付しました。
私は特に契約書を取り交わしたりはしませんでした(機密保持契約書の取り交わしはありました)が、支払いに関するメールのやりとりを残しておいたので大丈夫と思っていました。
でも、別途契約書も用意したいという人は、用意する良いと思います。私自身は、自分で契約書を用意したことがまだないため具体的なことが書けません。
契約書もなし、メールでの記録もなしだと、後で証明するものがなくなってしまうのでNGです。
海外の翻訳会社から支払いを受けるとき
ちょっとめんどくさいのがこのパターンですね。私は以前までは海外の翻訳会社から日本の銀行口座まで、国際送金してもらいました。でもこの方法はお互いにとってけっこう面倒であったり、負担が大きかったりします。
なぜかと言いますと、海外の翻訳会社の人はたいていオンライン上で国際送金をしようとします。しかし、送金先が日本の銀行の場合オンラインで送金できず、海外の翻訳会社の人が銀行まで出向いて送金手続きをしないといけないことがあるようです。
銀行によっては日本の銀行でもオンラインで国際送金できるのかもしれませんが、オンライン送金ができない場合があるということは本当です。私の銀行がそうだったので。
もう一つの負担としては、手数料があります。国際送金してくれた海外の翻訳会社の人によれば、手数料が発生したので送金人と受取人の共同で負担する形をとったとのことでした。そのため、私は約2500円ほど支払いました。相手の方も同じぐらいかかったようです。
このように、海外から銀行に国際送金してもらう場合手間や負担が発生します。
PayPalで海外の翻訳会社から支払いを受け取る
そこで、海外の翻訳会社から翻訳料金を受け取るときに便利なのが、PayPalです。
私はPayPalで買い物をしたことはないですが、オンラインショッピングでの支払いオプションとしてよくPayPalが登場することは知っています。
PayPalには個人アカウントとビジネスアカウントがありますが、私はビジネスで使用するために、ビジネスアカウントを開設しました。
PayPalで海外から支払いを受け取る場合であっても手数料は発生しますし、また、PayPalアカウントにある残高を銀行口座に出金する場合も一定額未満の出金なら手数料が発生します。
しかし、この手数料は国際送金よりもはるかに安いです。
ちょっとここで、私の失敗談を話します。
とある海外の翻訳会社から支払いを受けるにあたり、方法は二つあると言われました。一つは国際送金、もう一つはPayPalです。
私はPayPalにまだ慣れていなかったため、国際送金を選びました。しかし、その後銀行から国際送金のお知らせきたときに、手数料として7000円もかかると言われてしまったのです!その案件はとても小さな案件だったため、7000円の手数料を払うと私の手元にはほとんど残りません。
そこで、慌てて翻訳会社の人に問い合わせ、国際送金での支払いは受けずに返金するので、PayPalで支払ってほしいと頼みました。その結果、翻訳会社が対応してくれて無事にPayPalで支払いを受け取ることができました。
国際送金をしてもらうときは、事前に手数料についてよく調べないと面倒なことになるので気を付けてください。
Payoneerで海外の翻訳会社から支払いを受け取る
PayPalと似たサービスで、Payoneerというのもあります。私は、Payoneerは最近アカウントを作ったばかりで、まだよく分かっていないところもあるのですが、企業によっては、「支払いはPayoneerのみ」といったところもありますよ。なので、私も作ることにしました。
ご興味のある方はPayoneerの公式ホームページをチェックしてくださいね!お問い合わせすることもできますよ。
まとめ
スムーズに翻訳料を受け取るために、受注をする前にしっかりと準備を整えましょう!
特に、海外から日本の銀行への国際送金の場合、面倒な手続きや高額の手数料が発生したりするので、事前にしっかり調べておく必要があります。
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